RIC(リアルイマジネイティブコーティング / Real Imaginative Coating / 真实想象涂装)

RIC(リアルイマジネイティブコーティング) は、再生構築機体ケルバーダインの表面に施された塗装が、搭乗者ケルバーの意識を高揚させ、機体性能を向上させる機構である。
迷彩・キャンディ・ウェザリング・グラデーションといった塗装で美しく仕上げられた機体に搭乗すると、ミキシンクロレートに頼らない性能向上が見込める。

プロフィール

項目内容
種別塗装による機体性能向上機構(機体構成要素の一つ)
機能塗装の美しさに応じてケルバーの意識を高揚させ、性能を向上させる
対比概念ミキシンクロレート(構成親和率を高める別系統の性能向上)
技法体系ヘアスプレーチッピング/ハゲチョロ/ソリッドフィニッシュ 等の個別技法を包含

定義

RIC は、機体の形状・彩色・武装・設定を変える要素のひとつであり、塗装(色彩・表面処理)を担当する。原典では「ゼノアイ・エジェクター・ミキシンクロレート・RIC など」と例示されており、四つに確定された要素セットではない。

「迷彩」「キャンディ」「ウェザリング」「グラデーション」などの塗装で美しく塗り上げられたケルバーダインにインすると、ケルバーの意識が高揚し、ミキシンクロレートに頼らない性能向上が見込めるのだ。
この塗装効果を「RIC(リアルイマジネイティブコーティング)」と呼ぶ。
── 公式Q&A

塗装の質によって性能を高められるため、構成親和率(ミキシンクロレート)を上げて同化のリスクを取らずとも、塗装だけで機体を強化できる。

起源:ケルバーに秘められた習性

RIC 効果は、ケルバー素体が生まれつき持つ本能的な習性による。

H・テペーニン博士はプラスチック製の組み立て模型「プラモデル」の熱烈な愛好者であった。
テペーニン博士はケルバーの構成要素の中に、自分の趣味を好むという要素を秘密裏に与えていた。
── 公式Q&A

ケルバー(搭乗者種)の設計者であるテペーニン博士が、自らの趣味である旧世界の塗装文化への嗜好を、ケルバーの本能として秘かに組み込んだ。この習性ゆえに、美しく塗装された機体はケルバーの意識を高揚させ、性能向上をもたらす。

見た目の特徴

現存するケルバーダインには、鋼鉄で作られた旧世界の兵器のように、サビや下地がむき出しになって見えるものが多い。これらはいずれも実際の劣化ではなく、RIC 効果を得るために意図的に施された塗装表現である。金属の露出やサビは、ヘアスプレーチッピングなどの剥離塗装技法によってリアルに再現されている。

素組み(パチ組み)の悲劇

塗装が施されていない状態のケルバーダインは「素組み」「パチ組み」と呼ばれ、RIC 効果が得られない。この状態では機体の性能発揮が低下するだけでなく、搭乗者であるケルバー自身にも悪影響が及ぶとされる。

技法体系

RIC は単一の塗装法ではなく、多様な塗装技法の総称である。技法の種類は無数にあり、今後も新たな技法が加わり続ける。世界内で確立された主要な技法には次のものがある。

技法世界内での特徴
ヘアスプレーチッピング旧人類の整髪料を用いる剥離塗装。機体に鋼鉄同様の硬さを与える高度技法
ハゲチョロシルバーで雨垂れのような色ハゲを書き込む技法。RIC 理論黎明期に開発された
ソリッドフィニッシュ構成素材の色をそのまま活かす。塗膜が剥がれにくく高い防御力を誇る
ギチジェットカラー旧人類遺跡から発掘される害虫駆除用スプレーを模した彩色。ギチへの攻防が上昇する
主役機カラー青と白を基調とした配色。子供が好む配色とされる

このほか、原典に例示された「迷彩」「キャンディ」「ウェザリング」「グラデーション」もいずれも RIC に含まれる塗装である。

記録

制作背景

  • RIC は、現実のプラモデル塗装技法そのものを作中設定として再定義したものである。「迷彩」「キャンディ」「ウェザリング」「グラデーション」はいずれも実在の塗装技法で、それらで美しく仕上げた機体ほど強くなる、という形で「塗装=性能」の関係を世界の物理法則に組み込んでいる。
  • 個別の RIC 技法(ヘアスプレーチッピング等)の実際の手順・コツは本家サイトの制作録・howto 記事に詳しい(記事末尾の外部リンク参照)。
  • 塗装技法の体系は、林哲平の著書『ガンプラ凄技テクニック』全6巻で蓄積された塗装技法資産を土台としている。

関連項目

ギャラリー


RIC を施されたケルバーダインの一例。金属の質感やサビ・下地の露出が、いずれも塗装表現によって再現されている。

外部リンク