シェラルド・グペイン(Sherald Gupane / 谢拉德·古佩因)
シェラルド・グペイン は、AD2321年生まれの再生構築士であり、エグゼクト革命軍の創設者である。
RIC(リアルイマジネイティブコーティング)理論を確立した天才で、「テペーニンの再来」と称された。
AD2364年の「グロッフ和平式典」で暴走し、ミキシングワールド史上初の知性ある ガイストダイン となったことで知られる。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | シェラルド・グペイン(Sherald Gupane) |
| 性別 | 女性 |
| 誕生 | AD2321年 |
| 役職 | 再生構築士、武装集団指導者 |
| 所属 | エグゼクト革命軍(創設者)/グペイン再生構築研究所(主宰) |
| 称号 | 「テペーニンの再来」 |
| 現状 | AD2364年にガイストダイン化。グラッズドレアとしてMC2041年時点でも存続 |
外見と人物
背が低く、短めのツインテールに白衣を着た少女のような姿をしている。外見変更スキンを受け付けない特殊な体質のため、その容姿は変わることがない。本人はこの外見に強いコンプレックスを抱いていた。ツインテールは亡き夫ラズの好みであり、彼の死後もその髪型を続けているのは夫への想いによるものと伝えられている。
他者との関係構築を不得手とし、テペーニンにも通じる性質を持つ。夫ラズと出会い息子たちを授かった時期は比較的穏やかであったとされるが、家族を失って以降は偏屈さに拍車がかかった。協力を求める者は多いものの、その要求が満たされることは稀で、「気に入らない者は生きながらケルバーダインの材料にされる」とまで噂される。
家系(グペイン家三代)
オルガ・グペイン(母、初代ガットスレイヤー、AD2325 戦死)
│
シェラルド・グペイン(AD2321生、AD2364 ガイストダイン化)── ラズ・グペイン(夫、AD2351没)
│ │
├── エルク・グペイン(長男、AD2351 工房火災で没)
│
└── グリト・グペイン(次男、生存。母を討つ役割を担う)
- オルガ・グペイン(母):ブリアード ガットスレイヤーで第四次ガット討伐戦(AD2325)に勝利し、相打ちで戦死。シェラルドは4歳で母を失った。
- ラズ・グペイン(夫):オーヴォルの初代テストパイロット。AD2351のプロージェ事件後の工房火災で、シェラルドを抱えて外へ脱出させ、自身は炎の中で死亡した。
- エルク(長男):AD2351の工房火災で死亡。
- グリト(次男):生存。のちに母を討つ役割を担う。
シェラルドの末裔は二つの系統に分かれ、それぞれ敵対する勢力に身を寄せている。直系のグペイン家はエグゼクト統一戦争でゼノヴァに敗れ、エグゼクトシティ追放後に差別的な扱いを受けた(グペイン家は10氏族には含まれず、エグゼクト革命軍創立者の名家として位置づけられる)。もう一方の系統はバーリンド族としてリザレクトに協力している。この末裔の分裂が、後年のシェラルドがエグゼクトに敵対的な姿勢を取る一因となっている。
来歴
再生構築士としての頭角(AD2321〜2349)
- AD2321年:誕生。
- AD2325年(4歳):母オルガがブリアード ガットスレイヤーで第四次ガット討伐戦に勝利し、相打ちで戦死。
- AD2341年(20歳):スフィアエッグの工房でオーヴォル(モールタイプ プロトタイプ)を開発。母の遺品であるブリアード ガットスレイヤーのゼノアイをオーヴォルに転用した。夫ラズがテストパイロットを務めた。
- AD2349年(28歳):グロッドを開発。KDMC大賞を受け、RIC理論を実証した。
プロージェ事件と家族の喪失(AD2351)
- AD2351年(30歳):プロージェを発表(ミキシンクロレート上昇率45%=平均の3倍)。
- プロージェの記録を載せたケルバーダイン専門誌(KDJ)の同年8月号は、需要に追いつかず出回った海賊版が劣悪な環境で複製を重ねるうちに字が掠れ、ミキシンクロレート上昇率「45%」の「4」が「1」に見えてしまった。これを「15%」と誤読した一般のケルバーが、自作のプロージェに搭乗・融合して暴走する事故が多発した。
- これを逆恨みしたケルバーによって、スフィアエッグのシェラルド工房が襲撃・放火される。夫ラズと長男エルクが工房火災で死亡した。この出来事が、後の革命軍創設の原動力となる。
エグゼクト革命軍の結成(AD2352〜2364)
- AD2352年(31歳):シェラルドたち(当時はまだ小規模な集団)が、ハンドレッド型資源採掘遺跡「ダー・イソウ−001」を発見(ハンドレッド第一号)。大量の旧人類物資を獲得し、これが強大な軍事組織を形成する物理的基盤となった。
- AD2360年(39歳):エグゼクト革命軍を結成。隊長機バテス(当時禁忌とされた火炎放射武装 KACキャノンを搭載)や、バーリンド機バリゴを製造する。この頃のシェラルドは精神が不安定で、鎮静用のメモリ投与を要したと伝えられる。
グロッフ和平式典とガイストダイン化(AD2364)
- AD2364年(43歳):次男グリトの搭乗するドルトガ(KACキャノン2連装の遠距離砲撃型)を製造。
- エグゼクト革命軍と箱庭都市グロッフ(後のリザレクティア)との和平が成立し、和平式典が開催される。
- 式典でシェラルドはバテスで暴走し、ドルトガの遠距離射撃でバテスを破壊された。しかし死亡せず、ケルバーダインとの融合限界を超えて自己再生・自己進化の能力を持つ不死身の存在「ガイストダイン」へと変貌していた。
- ガイストダインと化したシェラルドは、かつて家族と暮らしたスフィアエッグに現れて殺戮を繰り広げた。知性を保ったまま、夫と長男(ラズとエルク)の名のみを呼び続ける状態であったという。最終的に、次男グリトの駆るオーヴォルによってレジン川へ滑落し、行方不明となった。
- このガイストダイン形態が「グラッズドレア」と呼ばれ、ミキシングワールド史上初の知性あるガイストダインとして記録された。
ガイストダインとは
搭乗者のミキシンクロレートが150%を超えると、通常は機体と完全に融合して意識を失い、暴走ののち自壊する。ごく稀に、崩壊せずケルバーダインと完全に融合したまま存続する個体が現れることがあり、これがガイストダインである。自己再生・自己進化の能力と、ミキシンクロレートに左右されない無限の行動時間を得るとされる。発生の条件は判明しておらず、エグゼクスの回数や高ミキシンクロレートの総経験時間など複数の説が語られているが、いずれも憶測の域を出ない。
多くのガイストダインは搭乗者の自我を失っているが、シェラルドのように知性と人格を保った個体もごく僅かに存在する。
その後(ガイストダインとしての存続)
- AD2366年頃:ガイストダイン化したシェラルドはエグゼクト革命軍では故人として扱われ、次男グリトはPG側との交渉を経て革命軍を「開拓団」へと転じさせた。
- その後、アニミート大遺跡地帯で「グペイン再生構築研究所」を再建して生存が確認された。きっかけは、ケルバーダイン専門誌への研究記事の寄稿であった。
- ガイストダインの無限の寿命を活かし、ケルバーダインとミキシングワールドの研究を続けているとされる。偏屈な性格は変わらず、協力の要求が満たされることは稀である。
- MC2041年時点でもエグゼクトに敵対的な姿勢を保っている。
記録
- 公式記事:ミキシングワールド列伝② シェラルド・グペイン(sherald-gupane、2025-04-21公開)
- バトルストーリー第3話「過ぎたる力」(グロッド設計者として)
- バトルストーリー第5話「ケルバーダインはよく燃える」(バテス搭乗者として)
関連項目
- H.テペーニン博士(「テペーニンの再来」の由来、列伝①)
- グラッズドレア(ガイストダイン形態)
- スフィアエッグ(工房・家族の居住地)
- オーヴォル/グロッド/プロージェ(開発機)
- RIC(確立した理論)
- エグゼクト(革命軍から国家への発展)
- オルガ/グリト(家族)
ギャラリー

シェラルド・グペイン(公式記事「ミキシングワールド列伝②」より)