ケルバーダイン Nドール
Nドールは、旧人類の遺跡から出土する食料品梱包材「NDLカップ」の形状をそのまま利用して再生構築された、作業用・観測用ケルバーダインである。
ミキシンクロレートが安定し長時間活動が可能な反面、機動性は低く格闘戦にはまったく向いていない。

プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分類 | 作業用・観測用ケルバーダイン(NDLカップベース) |
| 所属 | リザレクト圏グロッフ(本個体、PG施設護衛)→ エグゼクト革命軍 |
| 主要素材 | NDLカップ |
| 右腕装備 | PLAフォーク(除雪用) |
| 塗装 | 冬季迷彩(RIC) |
| 騎乗者 | 名は伝わっていない(スラム出身のジャンクパーツ) |
機体解説
Nドールは旧人類の遺跡から出土する食料品梱包材「NDLカップ」を利用して再生構築されたケルバーダインである。

NDLカップは軽量かつ強度があり、断熱性が高く、薬剤耐性も強い。

主に住居に使われることの多い素材だが、ケルバーダインにも使われている。
最大の特徴は、NDLカップの形状をそのまま利用しているということ。
人型に見えるギリギリのプロポーションはリザレクト圏でエグゼクスを経験していないケルバーも騎乗、運用可能な限界のラインとなっている。

その形状ゆえ、ミキシンクロレートが安定しており、長時間活動可能であるため、作業用や観測用ケルバーダインとして使われることが多い。
断熱性が高く、温度変化に強いため、寒冷地や砂漠地帯などの局地でも愛用されている。
反面、その形状ゆえ機動性は低く、動きも鈍いため、格闘戦にはまったく向いていない。また、構造上、上を見上げることができない。
この個体はAD2360年代にグロッフでの施設点検作業に従事していたもの。
RICは簡易的な冬季迷彩がほどこされている。

武装・装備
- PLAフォーク(右腕):除雪などの作業用装備。本個体の騎乗者は、より効率のよいPLAスプーンへの換装支給を繰り返し願い出たが、聞き入れられることはなかった
- 戦闘用の武装はない。長時間活動能力が本機の数少ない取り柄とされる
来歴
- AD2360年代:本個体はグロッフ(現リザレクティア)で、PG住居施設の護衛・除雪などの施設点検作業に従事していた
- AD2363年:エグゼクト革命軍のグロッフ襲撃に遭遇。騎乗者はこれを機に革命軍へ加わった。この年は、革命軍がグロッフ防衛隊と初めて交戦した年(AD2360)の3年後、グロッフ和平式典(AD2364)の前年にあたる
ある騎乗者の記録(AD2363)
AD2363年の冬、グロッフのPG住居施設の護衛に就いていた本機の騎乗記録が、騎乗者自身の一人称で残されている。騎乗者はスラム出身のジャンクパーツで、名は伝わっていない。任務は、絶え間なく降り積もる雪から施設の開閉スイッチを守ること——右腕のPLAフォークによる除雪作業だった。

腹が減った
いい匂いが充満している
このケルバーダインと一体になっているときは、いつもその匂いを感じる
香ばしく、旨みと塩分を感じる、芳醇な香り
だが、それは香りだけだ
── バトルストーリー第26話「hungry?」
Nドールの素材であるNDLカップには、かつて旧人類の食料「NDL」が封入されていた。グロッフでは支配層のPGたちがその中身を食べ、残りカスだけが下層のケルバーに回ってくる。騎乗者はNDLの匂いだけを知り、一度でいいからNDLを食べてみたいという渇望を抱き続けていた。

そこへ突如、エグゼクト革命軍がPG施設を襲撃する。戦闘力を持たない本機は、後退りの末に横倒しになったまま動けず、騎乗者は意識を失った——が、目を覚ました騎乗者は、革命軍がPGから奪ったNDLの宴に迎え入れられていた。「FREEDOM」「NO BORDER」——全てのケルバーの自由と平等を理想に掲げる革命軍に、騎乗者は加わることを決める。

俺は、戦う。
毎日、全てのケルバーが、NDLをたらふく食える世界を再生構築するために。
── バトルストーリー第26話「hungry?」
本文の全文は公式サイトの原典記事に掲載されている(記事末尾の外部リンク参照)。
記録
- バトルストーリー第26話「hungry?」(AD2363)=公式記事:ケルバーダイン Nドール(2026-06-28)
- 公式記事:伝統の工作素材、カップヌードルのカップでケルバーダインをお手軽に制作する。Nドール再生構築過程(2026-06-30)
制作背景
- 素体:現物は、カップヌードルの空きカップをひっくり返してかぶせた直球の構成で再生構築されている。素材となった「NDLカップ」と実在のカップヌードルの対応そのものが本機の出発点(対応の詳細は NDLカップ を参照)。
- 右腕武装の現物はプラフォーク。「ヌードルにはフォーク」という理由で、スプーンではなくフォークが選ばれた。ゼノアイのレールとガードもプラフォーク製。
- 冬季迷彩は、「冬の雪が舞う時期」という第26話の舞台に合わせた塗装選択。下地のグリーンは、騎乗ケルバーが下層階級であることから「労働者革命的なロシア戦車」をイメージしたもので、円形マークの赤もロシアの赤い星がモチーフになっている。
関連項目
- NDLカップ(本機の素材。旧人類の食料品梱包材)
- PG(グロッフの支配層)
- リザレクティア(舞台となった都市。当時の名はグロッフ)
- エグゼクト(革命軍の系譜を継ぐ勢力)
- ジャンクパーツ(騎乗者の出自に関わる区分)
- RIC(冬季迷彩のコーティング)
- ザンティス(騎乗記録に食料として言及される生物)