ケルバーダイン バリゴ(Barigo / 巴力戈)
バリゴは、AD2360年製造、エグゼクト革命軍の長距離移動型ケルバーダインである。
開発はシェラルド・グペイン。騎乗者は革命軍創立メンバーのバーリンドで、後年の「バーリンド族」の起点となった機体。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分類 | 長距離移動型 |
| 製造年 | AD2360 |
| 開発者 | シェラルド・グペイン |
| 騎乗者 | バーリンド |
| 主要素材 | 紙(軽量化のため) |
| 特徴 | 腕を大型化した歩行器、50〜70cmの高ジャンプ |
概要
エグゼクト革命軍の機動・脱出担当機。武装よりも移動性能に特化し、高低差のある旧人類遺跡を縫って敵を回避する戦術機体。
脚部ではなく腕を極端に大型化して歩行器とした特異な構造。
50〜70cmの高ジャンプ能力により、垂直方向の障害を踏破できる。
設計の着想元:シェラルドが旧人類の祖先である類人猿が樹上生活で足ではなく腕で枝を掴んで移動していたという文献から着想。
素材構成:オリジナルのバリゴはより高い跳躍のため軽い「紙」を用いて再生構築された。だが軽すぎて重心バランスが悪く転倒しやすかったため、重戦車をイメージさせる重量感を強調するRICを施して弱点を補っている。
操縦難度:人体から大きく形状が異なるため一般のケルバーでは自在に動かすことが難しい。多数のエグゼクスの経験があり、かつ肩の筋肉が発達したボディビルダーさながらの姿を持つバーリンドが騎乗者として選ばれた。
グリト救出(AD2364)
グロッフ和平式典の事件後、グリトはエグゼクト革命軍の総責任者として処刑されることになった。バーリンドは牢に潜入し、シェラルドの生存可能性(バテスの上半身が見つからず、下半身パーツでのエグゼクスも起きなかった)を伝えた。

「お前を連れて行く」
「バーリンド、聞いていたの? 僕がいなくなれば、グロッフの連中はエグゼクト革命軍を……」
「俺にとって一番大切なのはお前だ」
「やめろ!みんな死ぬんだぞ!」
「いいじゃないか。ギチのエサになるのが遅いか、早いかだけの違いなんだろう?」
── バトルストーリー第7話「遅いか?早いか?だけの違い」

グリトを担ぎ出したバーリンドは、封鎖された正規ルートを避け、誰も近づかないグロッフ北部の旧人類居住遺跡をバリゴの跳躍で踏破し、スフィアエッグへの最短ルートを駆けた。
本文の全文は公式サイトの原典記事に掲載されている(記事末尾の外部リンク参照)。
その後の記録
- AD2364(続き):スフィアエッグでグラッズドレアと対峙するグリトを補佐(バーリンド騎乗)。崖から射出されたグリトをバリゴの足で受け止めた(オーヴォル参照)
- AD2366:グロッフでのゼリック総督交渉の場に登場、グリトを守護。エグゼクト革命軍が「開拓団」化する転換点(第10話「ディアスポラ」参照)
- MC0035:バリゴ系の1機が避難民救援戦で「頭つき」を誘導し、騎乗者は戦死(ドルトガMX30参照)
外観
- 完全非人型、ゴリラ/類人猿型シルエット
- 巨大な前腕で地面接地して歩行(拳が接地、後方の脚部は小型のサポート脚)
- 全身ダークグレー+黒の紙質感、重戦車風RICで重量感を強調
- 頭部に黄色いライト風パーツ
- 跳躍特化のため筋肉的な前腕の塊感が強い
武装・装備
- 戦闘武装の記載なし(移動特化機)
来歴
- AD2360:シェラルド・グペインが開発
- AD2364:バーリンドが本機でグリトを牢獄から救出、スフィアエッグへの脱出行
- 後年:バーリンドの子孫とその賛同者たちはバリゴを使ってミキシングワールドの探索や新たな開拓都市を繋ぐ物流・移動に大きな役割を果たすようになった。これが**エグゼクト10氏族の一つ「バーリンド族」**の始まりとなった
ギャラリー
機体解説


バリゴの非人型ゴリラ的シルエット(紙+重戦車RIC)



バリゴ設定画
記録
- バトルストーリー第7話「遅いか?早いか?だけの違い」(AD2364)=公式記事:ケルバーダイン バリゴ(2023-07-19)。バーリンドの一人称で記録されている
- バトルストーリー第8話・第10話・第19話にも登場(上記「その後の記録」参照)
関連項目
- バリゴ・バーリンド(バーリンド族の後継機)
- テプーティッシュクバルガ(紙製ケルバーダインの後例、本機がヒント)
- バーリンド(騎乗者、バーリンド族の祖)
- グリト・グペイン(救出対象)
- シェラルド・グペイン(開発者)
- スフィアエッグ(脱出行の目的地)