テプーティッシュクバルガ(Tepu-Tissue Kubarga / 贴布纸库巴尔伽)
テプーティッシュクバルガは、MC0035年、エグゼクトシティ崩壊後の避難民護衛戦で投入された、ティッシュとテープで作られた偽装デコイである。
ベース機「クバルガ」を模した量産ハリボテ。作戦立案はバーリンド族族長ブランゾワ。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分類 | 偽装デコイ(ハリボテ、無人) |
| 製造年 | MC0035 |
| 素材 | ティッシュ+テープのみ |
| 作戦立案 | ブランゾワ(バーリンド族族長) |
| 模倣元 | クバルガ(エグゼクト地域の実在機体) |
概要
エグゼクトシティ崩壊(MC0035、ゼミカによるリザレクト軍ギガンテス部隊の総攻撃)後、避難民を南部へ移動させる際、リザレクト軍の追撃を受けた。
イヴァンダからの援軍到着まで1日の時間を稼ぐために「テプーティッシュ作戦」を実行。
ティッシュ(旧人類遺跡から発掘される薄い紙)とテープで大量のハリボテを製造し、敵パイロット(訓練期間1ヶ月程度の促成兵)を誤認させて自爆させることに成功した。
作戦立案者はバーリンド族族長ブランゾワで、彼の父がかつてバリゴ(紙で作られたケルバーダイン)に騎乗していたことをヒントにした作戦。
ブランゾワ自身はゼミカの爆発に巻き込まれて戦死した。
テプーティッシュ作戦(MC0035)
エグゼクトシティ崩壊後の南進避難中、兵士たちは疲労と絶望の中で一晩中ハリボテを作り続けた。

「もういい加減にしろ!」
とうとう我慢できなくなった兵士の一人がテープの芯を投げながら叫ぶ。
「こんなので何が変わるんだ!」
「変わるんじゃない。お前たちが変えるんだ」
ハリボテ作戦……「テプーティッシュ作戦」の立案者、バーリンド族の族長、ブランゾワが投げられたテープの芯を器用にキャッチしながら答えた。
── バトルストーリー第14話「テプーティッシュ作戦」

「「「「センチネル!!!!!」」」」
ギガセンチネル教の聖句が夜空を裂き、光の線が紙のクバルガを次々と爆破していく。
奴らは、俺たちが作ったハリボテを本物のケルバーダインだと信じているのだ
── バトルストーリー第14話「テプーティッシュ作戦」
訓練不足のゼミカ部隊はハリボテを本物と誤認して突撃し、15分の活動時間を使い果たして自爆していった。最後のハリボテが破壊された頃、南方からイヴァンダの援軍が到着し、リザレクト軍の進行は止まった。
本文の全文は公式サイトの原典記事に掲載されている(記事末尾の外部リンク参照)。
機体名の由来
- テプーティッシュ=作戦名(ティッシュ素材を活用)
- クバルガ=モデル元のケルバーダイン(本物の機体名、本機はその外形を模したダミー)
外観
- 本物のクバルガを模した4脚四足歩行型(前脚2+後脚2)。がっしりとした重戦車調、低重心の四足獣型
- 左右に**2本ずつの砲身(合計4本)**の偽装。砲身は丸めた紙+テープで構成され、実弾は撃てない
- 前面に黒い渦巻き模様+赤い口縁らしき装飾
- 緑色(迷彩・ダークグリーン)に着色されたティッシュを黒いテープでぐるぐる巻きにした構成
- しわや紙の重なり跡が随所に残り、近距離では明らかに偽物。遠目に見ても形が変とされたが、最前列の1体だけは丁寧にRICが施された
- 本物のケルバーダイン同等サイズ
武装・装備
- 戦闘武装なし(外形を模した砲身は紙+テープのダミー)
- 戦術的価値:誤認誘発による敵自爆(訓練不足のゼミカパイロットが本物と誤認して突撃 → 15分の活動時間を消費して自爆)
再生構築機構
- 大量生産が可能:旧人類遺跡から発掘される薄い紙「ティッシュ」を活用
- 接着方法はテープのみ:「再生構築は作業効率を最優先するため、接着に時間がかかるゼノダインは使われず、テープのみが使われた」
- 一夜で数十体を量産する突貫工事
来歴
- MC0035 エグゼクトシティ崩壊:生き残ったエグゼクト軍は壊滅的被害、大量住民の南部避難開始
- 南進中、イヴァンダから救援が到着するまであと1日というところでリザレクト軍ギガンテス部隊の追撃が判明
- 当時エグゼクトシティに立ち寄っていたバーリンド族族長ブランゾワが「テプーティッシュ作戦」を立案(ベース機にクバルガが選ばれたのは「単純にティッシュで形を作りやすかったため」)
- 夜明けにゼミカの大群が襲来。訓練不足のパイロットはハリボテを本物と誤認して突撃し、活動時間を使い果たして自爆
- 最後のハリボテ破壊とほぼ同時にイヴァンダ援軍の砲撃が到着、リザレクト軍の進行は停止
- 避難民は救われたが、作戦立案者ブランゾワはゼミカの爆発に巻き込まれて戦死した
ギャラリー

テプーティッシュクバルガと作業員ケルバー(スケール比較)
機体解説

3/4正面アングル、緑のティッシュ+黒テープ巻き

4脚四足歩行型、左右2本ずつの砲身偽装

製作途中のテプーティッシュクバルガ。ティッシュとテープの構成がわかる




側面より。紙のしわが随所に残る
関連画像



テプーティッシュクバルガ設定画
記録
- バトルストーリー第14話「テプーティッシュ作戦」(MC0035)=公式記事:ケルバーダイン テプーティッシュクバルガ(2024-04-14)。作戦に参加した兵士の一人称で記録されている
制作背景
- 実制作も世界内設定と同じくティッシュ+テープで組み立てられており、塗膜の厚みで強度を保つ戦略(ブラック系塗料の厚塗り)が取られている。
- この工法は、制作者が幼少期に徳島県の病院ロビーで見た「チラシをニスで固めた五重の塔模型」への35年越しの憧れを現代版として実現したもの。
- 制作の詳細:制作録:テプーティッシュクバルガ(2024-04-15公開)
関連項目
- ゼミカ(「頭つき」=本作戦で欺いた敵機)
- バリゴ(紙製ケルバーダインの先例、ブランゾワの父の騎乗機)
- エグゼクトシティ(崩壊後の避難行)
- イヴァンダ(援軍の出所)
- ピュアマテリアル/ジャンクパーツ(「ジャンク」呼称の背景)