スフィアエッグ(Sphere Egg / 球卵体)

スフィアエッグは、旧人類の箱庭計画によって建造された箱庭都市のひとつである。
グロッフに並ぶ箱庭都市とされ、東側の丘の上に立つH・テペーニンリアルスケールモデル博物館を擁する観光都市として知られる。
シェラルド・グペインの工房が置かれた地であり、AD2364年にはガイストダイン事件の舞台となった。

プロフィール

項目内容
種別箱庭都市
建造旧人類(箱庭計画)
位置グロッフから第3再生区域を経た先(北東方面)
地勢市街に2つ高く突き出た丘/西端はレジン川を望む崖
住民ケルバー
防衛スフィアエッグ守備隊
主要施設H・テペーニンリアルスケールモデル博物館(東側の丘)

概要

スフィアエッグは、旧人類が箱庭計画の下に建造した箱庭都市のひとつで、ケルバーたちが暮らす。グロッフ(後のリザレクティア)に並ぶ箱庭都市とされ、大通りはリアルスケールモデル博物館へ向かう観光客で賑わい、土産物店が軒を連ねる。博物館の1/35スケール展示は出産祈願の名所として、遠方からの参拝者を集めている。

また、この街はシェラルド・グペインがグペイン家と暮らし、オーヴォルをはじめとするケルバーダインを生み出した地でもあり、グペイン家の栄光と悲劇の舞台として歴史に名を残している。

地理

  • 東側の双丘:市街に2つ高く突き出た丘があり、その一方(東側)の丘の上にH・テペーニンリアルスケールモデル博物館が立つ。
  • 西端の崖とレジン川:市の西端はレジン川を望む崖になっており、グペイン工房はこの崖の上に位置していた。
  • 交通:グロッフからスフィアエッグへは、第3再生区域を通るルートが正規の経路にあたる。グロッフ北部の旧人類居住遺跡を踏破すれば最短距離で到達できるが、巨人サイズの建造物が立ち並ぶ遺跡地帯であり、通常の交通路としては使われていない。

歴史

グペイン工房の時代

シェラルド・グペインがこの街に移り住んだ当時、スフィアエッグは地中から突然現れてケルバーを引きずり込んで食らうマオルの被害に苦しんでいた。シェラルドはAD2341年、対マオル用「モールタイプ」のプロトタイプとしてオーヴォルを工房で開発し、夫ラズがそのテストパイロットを務めた。以後この工房から、グロッドプロージェといった機体が生み出されていった。

プロージェ事件と工房の焼失(AD2351)

AD2351年、プロージェの記録の誤読に端を発する融合暴走事故が多発すると、被害者遺族のケルバーがシェラルドを逆恨みし、市西端のグペイン工房をケルバーダインで襲撃・放火した。この火災で夫ラズと長男エルクが死亡している。グペイン家はスフィアエッグを去り、その際、次男グリトはオーヴォルを工房の地下に隠した。シェラルドが開発したグロッドは、街を離れるにあたってスフィアエッグ守備隊へ譲渡された。焼け落ちた工房は、その後も西端の崖の上に残り続けた。

ガイストダイン事件(AD2364)

AD2364年、グロッフ和平式典で暴走しガイストダインと化したシェラルド──グラッズドレア──がスフィアエッグに現れ、住民を襲った。かつて博物館へ向かう観光客で賑わった街は、ケルバーダインの部品とケルバーが融合した残骸の散らばる静まり返った姿に変わり、守備隊のグロッドも捕食された。

13年ぶりに故郷へ帰還したグリトは、バリゴを駆るバーリンドと共に街へたどり着き、工房の地下に隠されていたオーヴォルでグラッズドレアと対峙した。グラッズドレアは西端の崖からレジン川へ滑落し、行方不明となった。

グロッフを火の海に変え、スフィアエッグに大災害をもたらしたこの一連の出来事は「ガイストダイン事件」として記録されている。事件の直後、PGエグゼクト革命軍をグロッフ・スフィアエッグ・ヤーミダを中心とした箱庭都市区域、およびケルバーの生存に適した再生区域から追放することを決定した。

その後

MC0025年の記録には、出産祈願のため遠方から旅費を工面してスフィアエッグを訪れ、博物館の1/35スケール展示を参拝した夫婦の姿が残っている。

記録

  • バトルストーリー第7話「遅いか?早いか?だけの違い」(AD2364)
  • バトルストーリー第8話「名前を呼んで」(AD2364)
  • バトルストーリー第9話「産むことしかできない」(AD2364)
  • バトルストーリー第10話「ディアスポラ」
  • 公式記事:ミキシングワールド探索記② H・テペーニンリアルスケールモデル博物館(MC0025年『出産祈願』の項)

関連項目