ケルバーダイン グレーターズーブン

グレーターズーブンは、リザレクト地域で主に使用される強力な大型ケルバーダインである。
一般的なズーブンより産出量の少ない大型 GCHカプセルをベースに再生構築され、一回り大きく基礎性能も段違いに高い。防御力が高く騎乗ケルバーの生存率が高いため、リザレクト軍上級将校の乗機として選ばれることが多い。

プロフィール

項目内容
分類大型ケルバーダイン(GCHカプセルベース)
所属リザレクト(上級将校機)
製造年不明
主要素材大型GCHカプセル
主要武装大型PGVナイフ/グラインダーアーム(モールタイプ)
塗装赤銅色(RIC)
騎乗者タッカー・フィーナ(王位継承権第一位、純血騎士団副団長)→ 妹トア・フィーナへ継承

機体解説

グレーターズーブンはリザレクト地域で主に使用されている、強力な大型ケルバーダインである。

一般的に広く使われているズーブンと違い、産出量の少ない大型の GCHカプセルをベースに再生構築されており、通常のズーブンに比べると一回り大きく、基礎性能も段違いに高い。防御力が高く、騎乗ケルバーの生存率が高いため、リザレクト軍上級将校の乗機として選ばれることが多い。

その巨躯ゆえ、モールタイプの装備であるグラインダーアームを装備することも可能だ。

絶大な切断力を持つ大型の PGVナイフは一般的なケルバーダインを一振りで両断するほどの性能を秘めている。HNGランスと並んでケルバーダインの最強武装に押す声も大きい。

この個体はリザレクト3家のフィーナ家の当主、王位継承権第一位であったタッカー・フィーナの乗機である。MC0041年の第三次リザレクティア総攻撃でタッカーは行方不明となり、本機は妹であるトア・フィーナに継承された。

武装・装備

  • 大型 PGVナイフ(主武装):絶大な切断力を持ち、一般的なケルバーダインを一振りで両断する。HNGランスと並ぶ最強武装候補。刃は消耗品で、脆くなると根元から折って次の刃をせり出す
  • グラインダーアーム(モールタイプ):大型機ゆえ装備可能な特殊装備
  • RIC 装甲:赤銅色のコーティング。損傷で剥がれると下地のプラスチックが露出し、機動性が低下する

第三次リザレクティア総攻撃(MC0041)

MC0041年、エグゼクト軍が復活都市リザレクティアへの総攻撃を敢行した(第三次リザレクティア総攻撃)。ローガス王ガルガンチュアケルバーダイン「クロノス」が敗れ、人類肉体保管庫ヴァリス・マリネリスの外壁が破られた。城壁の内側からもエグゼクト軍が湧き出し、リザレクティアは陥落の危機に瀕した。

夜の闇を、閃光が裂いた。

リザレクト最強のガルガンチュアケルバーダイン、クロノス。王の駆るその巨躯が、夜を白昼に照らす光の濁流になすすべもなく押し流され、リザレクトの至宝に叩きつけられる。

人類肉体保管庫、ヴァリス・マリネリス。リザレクトという国が抱えた、たったひとつの意味そのものだ。

叩きつけられた壁に、大穴が開いていた。闇へ通じる、黒い口が。

クロノスが、破れた。不敗と信じられていた、ローガス王のケルバーダインが。
── バトルストーリー第27話「光り輝く至宝」

混乱と絶望に呑まれかけたリザレクト軍の中で、タッカー・フィーナの駆る本機は単騎で敵を撃退し続け、兵たちを叱咤した。純血騎士団団長ヴラド・ブイヨン卿のプロージェLがエグゼクト第八軍団長リオレラエグザンティスを引き受け、タッカーは保管庫の最奥へと向かった。

保管庫の最奥でタッカーが目にしたのは、破壊し尽くされた人類の肉体と、それを成し遂げた**エグゼクト大総統ゼノヴァ・エグゼクス**の漆黒のヴァーダインだった。本機はヴァーダインに挑んだが及ばず、赤銅色のRICが剥がれ落ちるまで打ちのめされながら、なお立ち上がり、最後のPGVナイフの刃で突撃を敢行した。

エグゼクト軍が去り、夜が明けたヴァリス・マリネリスには、ボロボロになった本機だけが残されていた。騎乗者タッカーは帰還せず、リザレクトはこの日、80%の人類の肉体とともに次代の王を失った。本機はその後、妹のトア・フィーナに継承された。

戦いの終わったヴァリス・マリネリスの、大穴の片隅に。座り込み、ボロボロになったズーブンが、ひとつ。朝日を浴びて、剥がれ残った赤銅色の全身を、鈍く輝かせていた。

その傍らに、主の姿は、なかった。

タッカーは、帰らなかった。この日、リザレクトは80%もの人類の肉体とともに、次代の王を失ったのである。
── バトルストーリー第27話「光り輝く至宝」

本文の全文は公式サイトの原典記事に掲載されている(記事末尾の外部リンク参照)。

記録

制作背景

  • 素体:現物は、ジャンク箱から発掘された大型のガチャカプセルを素体に再生構築されている。作業用ズーブンの初代制作時から「強化型の戦闘用を作ろう」と構想されており、3年越しに実現した機体。
  • 赤銅色の塗装:タミヤラッカーのメタリックオレンジによるもの。銅色にウォッシングを重ねてスチームパンク質感を出す手法は、グロッド制作時に確立されたものの再実践で、Mr.カラー8番シルバーのハゲチョロ塗装で金属感を仕上げている。
  • 換装式の腕:腕は2本制作されており、斬撃型(大型カッターナイフ)とグラインダーアームを換装できる。軸にテープを巻いて差し込む方式は、『プラモ狂四郎』のヘビーガンダム/ハイコンフルアーマーガンダムの腕換装が元ネタ。
  • PGVナイフの現物は大型のカッターナイフ。公式の再生構築記事では「ガンダムのビームサーベルやボトムズのパイルバンカーのように、カッターナイフが強武器」という世界観上の位置づけが説明されている。

関連項目

外部リンク