ケルバーダイン ゼヴァント “スピリット・オブ・グロッフ号”(Zevant)

ゼヴァントは、**エグゼクト第四開拓団・ティンシュアヤ族**の水中特化型エグゼクスケルバーダインである。
スピリット・オブ・グロッフ号」は騎乗者ティンシュアヤによる愛称(故郷グロッフの名を冠して未踏の地を進む意)。

プロフィール

項目内容
分類エグゼクスケルバーダイン(水中特化型・半魚型)
開発サンディブラウン博士
騎乗者ティンシュアヤ(第四開拓団リーダー)
主要戦法螺旋回転体当たり(ドリル戦法)
推進超大型エジェクター(全ケルバーダイン中最大の推進力)
塗装青+白+金の「主役機カラー」

概要

エグゼクト第四開拓団のリーダー ティンシュアヤ専用機。
全ケルバーダイン中最大の推進力を誇る超大型エジェクター搭載で、水中では絶大な機動力を発揮する。
AD2373年、ギチの大量発生「ポイポイ」で閉じ込められた孤島からの脱出行で、ティンシュアヤと共に死の電波帯へ消えた開拓団の開祖となる人物の最期を伝える機体である。

紫空の先へ(AD2373)

エグゼクト第四開拓団は、レジン川中州の旧人類遺跡を新都市の礎として発見したが、橋の昇降装置の誤作動で島に閉じ込められた。島はギチの大量発生「ポイポイ」の発生源であり、サンディブラウン博士の計算では、ギチが溢れ出すまで最短2日。リーダーのティンシュアヤは、単身ゼヴァントで激流のレジン川を渡り、対岸の昇降レバーを起動する作戦を宣言する。

「本気か、ティンシュアヤ!」「昨夜の雨で川は激流だ。計算上、スピリット・オブ・グロッフでも川を渡れる確率は7パーセントだ!」

「君の言うことはもっともだ、友よ。だがね、レジン川のときは5%だった。グロッフ湖のときは2%だった。だが、結果は全て100%だ」
── バトルストーリー第25話「紫空の先へ」

ゼヴァントは激流を潜航して渡り、川底から襲来した巨大魚ギョーキンを螺旋回転の体当たりで貫いて対岸に上陸。しかし血の匂いに誘われたドーブロデラに襲われる。陸上ではほとんど動けないゼヴァントで、ティンシュアヤはドーブロデラを両腕で抱えたままエジェクターを全開にし、昇降レバーに体当たりして橋を降ろした。そしてそのまま、速度を緩めることなく上へ、上へと飛んだ。

これが最後の冒険だ。

ならば、死の電波の先に、何があるのか、一目だけでも見てみたいではないか?
── バトルストーリー第25話「紫空の先へ」

第四開拓団は全員が脱出に成功した。炎の尾をたなびかせて天高く登ったゼヴァントの本体は、どこにも見つからなかった。

本文の全文は公式サイトの原典記事に掲載されている(記事末尾の外部リンク参照)。

外観

全体シルエット

  • 横方向に長い水中型シルエット:人型から大きく逸脱、巨大魚/魚雷/旧人類のロケットを思わせるフォルム(エグゼクスケルバーダイン典型の形態自由化)
  • 全体は流線形で、前部に頭部、後部に超大型エジェクター、左右に多数のヒレ

スピリット・オブ・グロッフ号のRIC(主役機カラー)

  • 青と白を基調とした「主役機カラー」のRIC。金色(黄色)のアクセント:稲妻ラインアート、後部装甲、ヒレ先端
  • 「主役機カラー」は子供が好む配色で、成熟したケルバーからは「幼稚」と敬遠する者も多い。ティンシュアヤは「新たな道を切り開くにふさわしいRICだ!」と好んで使用した
  • 当初は潜水艦迷彩RIC:開発者サンディブラウン博士が水中生物への視認性減少のために施した迷彩を、ティンシュアヤが勝手に塗り直して大喧嘩になったと伝わっている

各部

  • 頭部:前部に赤い宝石風ゼノアイ。大きな黒い円筒
  • SNTペグ装甲:機体表面に多数配置された装甲構成パーツ
  • 多数のヒレ:黄色+青、左右と後部に放射状に配置
  • 後部超大型エジェクター:SNTペグを円形に密集、ノズルから噴出したエネルギーを集中。全ケルバーダイン中、最大の推進力
  • 推進器:両腕の内側、左右の脇から伸びる(螺旋回転攻撃の起点)

武装・装備

武装・機構説明
機体高速回転体当たり(ドリル戦法)主たる戦闘手段。両腕内側の推進器でボディを螺旋状に回転させ、一条の矢となり敵に突進。ギョーキン(巨大魚)を一撃で貫通した
超大型エジェクター後部装備。SNTペグを円形に密集させ、ノズルから集中噴射。全ケルバーダイン中最大の推進力
SNTペグ装甲機体構成パーツ。装甲・推進器構造材を兼ねる

戦闘思想

会敵した場合、まず全速力で逃げる
交戦が避けられない場合は機体を螺旋状に回転させ、魚雷のように突き進み、体当たりで攻撃する。
その威力は巨大魚「ギョーキン」を一撃で沈めるほどの威力がある。

陸上戦の弱点

  • 陸上ではほとんど動けず、這いずって前進するぐらいしかできない
  • 陸地では他のケルバーダインのサポートが必須

来歴

  • 開発:サンディブラウン博士(正式名称「ゼヴァント」を命名)。騎乗者ティンシュアヤが「スピリット・オブ・グロッフ号」と改名
  • レジン川の初渡河(成功率5%)、グロッフ湖の湖底からの脱出(同2%)など、数々の冒険を成功させてきた
  • AD2373:ポイポイに閉じ込められた第四開拓団を救うため単身レジン川を渡り、橋を降ろした後、ティンシュアヤと共に死の電波帯へ消えた。残されたのはドーブロデラの死体に突き刺さったSNTペグ一つのみ
  • 開祖の死後、ティンシュアヤ族は水運業で多様な水中型・水陸両用型の機体を運用している

ギャラリー


ゼヴァント “スピリット・オブ・グロッフ号” 全体像(青+白+黄+稲妻ラインの主役機カラー)

機体解説


ティンシュアヤ族の半魚人型の姿


ギョーキン。レジン川に住む巨大魚


後方上面より。青いキャップと放射状のヒレ


超大型エジェクター(SNTペグ円形配置、全機種最大の推進力)


俯瞰より。稲妻ライン+赤い宝石風ゼノアイ


頭部とヒレの詳細


整備中のゼヴァント。右はズーブン作業型


ゼヴァント設定画

記録

制作背景

  • 主要素材はコーラ500ml PETボトル+洗濯バサミ21個。ヒレは全て洗濯バサミで、ペットボトル素材活用の代表作例。
  • 青+白+金+赤の「主役機カラー」は、ロボットアニメの主役機の配色の伝統を踏まえたもの。
  • KDMC 2025 連動の短期集中制作(「怒涛のRIC」)で仕上げられた。
  • 制作の詳細:制作録:ゼヴァント(2025-09-05公開)

関連項目

外部リンク