LBDボトル(LBD Bottle / LBD瓶)
LBDボトルは、旧人類が愛飲していた乳酸菌飲料の容器を起源とする、ミキシングワールドの極めてポピュラーな資源である。
ある程度の強度を保ちつつも薄く、加工しやすく、かつ軽い。ハンドレッドからは採掘されないものの、旧人類居住区から数多く産出されるため流通量も多く、箱庭都市の崩壊以後に建造された都市やケルバーダインの素材として多用されている。

プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種別 | 素材・マテリアル(容器系・建材) |
| 起源 | 旧人類が愛飲した乳酸菌飲料の容器 |
| 特性 | 適度な強度/薄さ/加工しやすさ/軽量 |
| 産出元 | 旧人類居住区(ハンドレッドからは採掘されない) |
| 主な用途 | 都市建材/ケルバーダインの構成素材/エジェクター部品 |
| バリエーション | Y型/P型/C型/Y1000型/YJ型など |
種類
一見、同じように見えるLBDボトルだが、数多くのバリエーションが存在する。これは製造メーカーごとの違いであると考えられており、材質的にはほぼ同じである。
Y型

Y型LBDボトル
最も多く産出されるスタンダードなもの。再生構築歴以降に誕生した若いケルバーの中にはY型のLBDボトルしか知らないものも多く、基礎教育の強化を求める声が年々強まっている。
P型

P型LBDボトル
直線的な形状が特徴である。一般的にY型より使い所が難しい玄人向けの素材とされるが、熱狂的にP型を愛好する再生構築士も存在すると言われている。
C型

C型LBDボトル
Y型に似ているが、複数の段差があるなど細かな形状に違いがある。上部の飲み口周りのディテールを活かし、エジェクターに使う再生構築師が多い。
特殊型
LBDボトルはY型が基本とされているが、その類型に当てはまらない特殊な形状の容器も存在している。今後も旧世界の人類居住区の探索が進むにつれ、新たなLBDボトルの発見が期待されている。
Y1000型

Y1000型LBDボトル
通常のLBDボトルよりも大型で、ゆるやかな曲線と細長いシルエットが特徴。産出量が少なく、通常のY型の上位互換製品であるとの説が根強い。
YJ型

YJ型LBDボトル
ドラム型の形状が特徴。状態の良いものにはストローが付属していることがある。
ルーツ ── 旧人類の乳酸菌飲料
LBDボトルは、元々旧人類が愛飲していた乳酸菌飲料の容器である。
21世紀中盤から新生児の虚弱化が大きな問題となっていたが、原因の一つが腸内細菌の減少であった。人体は単体で成立しているのではなく、数多くの細菌や微生物が体内に共生しており、それは地球全体の生態系にも等しいものである。20世紀に入ると、殺菌効果のあるペニシリンなどの抗生物質の普及により、結核など細菌性の感染症による死亡者は大幅に減少した。だが、抗生物質は人間と共生関係にある乳酸菌などの腸内細菌も無差別に殺菌してしまう難点があった。
人体の健康を保つ重要な臓器である腸内のバランス──いわゆる「腸内フローラ」の崩壊により、人類は潰瘍性大腸炎やクローン病、全身性エリテマトーデスなど、免疫機能の異常による自己免疫疾患に悩まされることになった。22世紀に入るころには人類の腸内環境は壊滅状態となっており、生存のためには外部からの乳酸菌補充が必須となっていたのである。
手軽に腸内環境を整えることができる乳酸菌飲料は旧人類の生活必需品であり、研究者によると、LBDボトルを家庭や企業に配達する専門職が、すでに20世紀中盤をすぎる頃には存在していたという。
記録
- 公式記事:ミキシングワールドの重要資源「LBDボトル」とは? その種類と起源について(lbdbottle、本項の主典拠)
- バトルストーリー第12話「エグゼクト統一宣言」(バテスMX30、Y1000型を重ねた壇上)
関連項目
- エジェクター(C型の飲み口ディテールが活用される機構)
- ハンドレッド(LBDボトルは非産出=対照的な発掘経路)
- ケルバー(旧人類の弱体化の背景)
- ALGワイヤー/PETボトル/NDLカップ(同系の重要物資)