ケルバーダイン グラッズドレア(Gladsdrea / 格拉兹德雷亚)
グラッズドレアは、AD2364年にバテスから変異したシェラルド・グペインのガイストダイン形態である。
ミキシングワールド史上初の記録された自我保持型ガイストダイン個体。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分類 | ガイストダイン(史上初の記録例) |
| 変異年 | AD2364(バテスから変異) |
| 融合者 | シェラルド・グペイン(自我保持) |
| 主要武装 | チェーンソー型格闘ブレード(右腕)/キャノン(左腕) |
| 塗装 | 白+紫 |
| 特異能力 | 自己再生・捕食・無限行動時間 |
概要
シェラルド・グペインがミキシンクロレート150%超で完全融合・自壊せず存続した、史上初のガイストダイン事例。
通常ガイストダイン化は搭乗者の自我崩壊を伴うが、シェラルドは知性を保持し、「夫と長男の名前のみを呼ぶ」(ラズとエルク)状態に陥っている。
レジン川に落ちたシェラルドが生存し、グロッド(守備隊機)を「捕食」した記録に本機の異常性が示されている。
ガイストダインとは
搭乗者がミキシンクロレート150%を超える際、通常は融合後に自壊するが、極稀に搭乗者がケルバーダインと完全融合したまま存続する現象。
ミキシングワールド史上初の記録例がシェラルドのグラッズドレア。
発生条件は推測の域を出ず、エグゼクス回数やミキシンクロレート体験時間など複数説が存在する。
特異能力
- 自己再生・進化
- 無限行動時間
- 人型以外の姿態変形
- 毒電波への耐性
- 捕食性(他のケルバーダインを捕食する傾向)
スフィアエッグの惨劇(AD2364)
グロッフ和平式典で暴走しレジン川に落ちたシェラルドは、生存してスフィアエッグに現れた。13年ぶりに故郷へ帰還した息子グリトとバーリンドが目にしたのは、ケルバーダインの部品とケルバーがぐちゃぐちゃに融合した残骸が散らばる静まり返った街だった。

白い。そして、おぞましい。
あれが母さんのバテスの成れの果てなんだろうか?
全身から、骨のような突起が突き出した、見たこともない禍々しいケルバーダイン。
── バトルストーリー第8話「名前を呼んで」

守備隊のグロッドの一撃で上半身が飛び散っても、グラッズドレアは時間を巻き戻すように再生し、グロッドを取り込んでいった。
食っている。
ケルバーダインがケルバーダインを食っている。
── バトルストーリー第8話「名前を呼んで」

父と兄の名前しか呼ばない母に、グリトは「ラズとエルクを殺したのは僕だ」と叫んで初めてその視線を自分に向けさせ、工房の地下に隠していた「母がはじめて再生構築したケルバーダイン」=オーヴォルへと走った。
本文の全文は公式サイトの原典記事に掲載されている(記事末尾の外部リンク参照)。
外観
全体シルエット
- 骸骨や化石を思わせる有機的シルエット
- 構成:2脚(人型)、尻尾なし
- 体型:前方重心の前傾姿勢(獲物に飛びかかる一歩手前の攻撃的体勢)
- 接地:つま先立ち。各足先には複数の爪状プレートが放射状に広がる構造で、かかとは宙に浮かせた絶妙バランス
塗装
- ベースカラー:白(骨を思わせる色)
- ウォッシング:紫(亡霊のような不健康な印象を与える色調)
- 武器・関節:シルバーグレー〜黒
構成素材
頭部・上半身
- 牡蠣の殻(頭部・肩・背中の装甲)
- ホッケの骨(生体パーツ)
- 100円ライター(頭部基部)
- 洗濯バサミ(複数箇所)
胴体
- 塗料のビン(肩〜胴体接続部)
- 金属フレーム(胴体中央)
- プラスチック製フォーク先端(腰)
背面
- マウスの内部基盤
- 洗濯バサミ+瞬間接着剤のケース(肋骨状パーツ)
脚部
- 洗濯バサミ2種(足首、つま先の爪)
- 瞬間接着剤のフタ(足首)
- ペットボトルのフタ+アイスクリームのスプーン(関節)
- デザインナイフのケース(バーニアノズル風)
- 塗料皿(装甲兼補強)
左腕
- 瞬間接着パテの容器(中核)
- 歯ブラシ(容器を挟む形で関節構成)
- スプーン、コード、ヘラ、樹の枝(隙間補完)
右腕
- サランラップの金属ギザギザ(チェーンソー刃部分、丸めて使用)
- ブラシウォッシュの中身
- ナイフ(先端、トゲトゲシルエット強化)
武装・装備
- 右腕:チェーンソー型格闘ブレード(サランラップ金属+ナイフで構成)
- 右腕:グラインダー(ブラシウォッシュ容器ベース)
- 左腕:キャノン(瞬間接着パテ容器を歯ブラシで挟み込む形状)
- 捕食能力(グロッドを捕食した実績)
来歴
- AD2364:グロッフ和平式典でシェラルドがバテスで暴走、ミキシンクロレート150%超でガイストダイン化
- レジン川に落下、生存
- スフィアエッグで多数の融合残骸を生み出す
- スフィアエッグ守備隊のグロッドを捕食
- 帰還した息子グリトがオーヴォルで対峙(続く経緯はオーヴォルを参照)
ギャラリー
機体解説





頭部・上半身。牡蠣の殻の装甲とチェーンソー刃

側面より。前傾のつま先立ち姿勢

背面より。骨のような突起が全身から突き出す

グラッズドレア全体像(白+紫、つま先立ち2脚、放射状爪プレート)

背面上部より

グラッズドレア設定画
記録
- バトルストーリー第8話「名前を呼んで」(AD2364)=公式記事:ケルバーダイン グラッズドレア(2023-07-23)。グリトの一人称で記録されている
制作背景
- 命名:牡蠣の学名「Crassostrea」のもじり。そのまま発音すると「スースー」して弱そうな響きだったため、濁点を加えて強そうな響きに改変した(「ロボットの名前には濁点が入っていないと」という命名思想による)。
- 生体パーツの活用:頭部・肩・背中の装甲は実物の牡蠣の殻、胴体にはホッケの骨。クリーチャー造形で生体パーツ(骨・甲殻類の殻・貝殻)を積極的に使う造形師・竹谷隆之氏や、仮面ライダーの怪人デザインで知られる韮沢靖氏の手法へのリスペクトから。
- 頭部のイメージソース:ゾイドのジェノザウラー・デスザウラー(恐竜の化石的形状)。
- 塗装:白サーフェイサー+ベースホワイトの下地に、タミヤエナメルのパープルを10倍希釈したウォッシングで「不健康」「亡霊のような印象」を付与。白は骨の色=死の象徴。
関連項目
- バテス(変異前の母機)
- オーヴォル(グリトが対峙に用いた機体)
- グロッド(守備隊機、本機に捕食された)
- ガイストダイン(本機が史上初の記録例)
- シェラルド・グペイン(融合体本人)
- グリト・グペイン(対峙した次男)