OSKドール
OSKドールは、主にハンドレッド型資源採掘遺跡から産出される巨大な人型の物体である。旧人類の宗教「オシ教」において信仰対象「オシ」神の姿に飾り立てて崇拝された偶像とされる。自爆特攻機ゼミカの素体に転用された経緯から、ミキシングワールドでは「旧人類の負の遺産」と呼ばれる。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分類 | 旧人類遺物・宗教儀礼品 |
| 産出地 | [[ケルバーダインDB/世界設定/用語/ハンドレッド |
| 形状 | 人体を模した大型の人型物体(ケルバーダイン素体になり得るスケール) |
| 関連宗教 | [[ケルバーダインDB/世界設定/宗教・思想/オシ教 |
| 転用例 | [[ケルバーダインDB/機体データ/ゼミカ |
概要
OSKドールは主にハンドレッドから産出される、巨大な人型の物体である。旧人類が信仰していた「オシ教」と呼ばれる宗教の儀式に使った呪いの人形であることが定説となっている。旧人類は「オシ」と呼ばれる神を崇め、多大なる財を奉納し、OSKドールを自らの信じる「オシ」の姿に飾り立てて崇め奉ったという(いわゆる偶像崇拝)。
物理特性
- 頑強な関節強度
- 広い可動範囲
- 高いカスタマイズ性・汎用性
- 人体を模した大型の人型形状(ケルバーダイン素体になり得るスケール)
歴史
再生構築歴以前
再生構築歴に入るまで、OSKドールはほとんど産出されておらず、実用的な使い道もなかった。特に頭部は発見されておらず、「全て失われているのではないか」と推測する再生構築士が多かった。意味の判読できないオシ教徒の文献(サトウ・アヤカの日誌、後述)だけが伝わっていたためである。
後にオシ教には「神の多面性を複数の頭で表現する」独特の文化があったことが判明し、「頭部のほうが需要が高く、現存していない」という推測の根拠となった。
ギガセンチネル教神殿での限定的利用
OSKドールはその巨大さと人間に近い形状から、人間を巨人として崇めるギガセンチネル教のごく一部の神殿で礼拝用に使われていた。ただし、ケルバーダイン素体としての転用には誰も着手しなかった。
リザレクト圏ハンドレッドでの大量発掘とゼミカ開発(MC0035)
リザレクト勢力圏のハンドレッドで、大量の OSKドール が発掘された。これは従来発見されていなかった頭部まで含めた状態での出土だった。リザレクトの実質的最高権力者・ギガセンチネル教教皇センチネルがこの発掘品に着目し、特別攻撃型ケルバーダインゼミカの開発を命じた。
ケルバーダイン素体としての利用
素体適性
頑強な関節強度・広い可動範囲・高いカスタマイズ性は、人型ベースのケルバーダインに極めて向いた適性である。基本の形状がほぼできあがっているため、ゼミカは短期間かつローコストで大量生産可能だった。
搭乗者への致命的脅威
一方で、人体に近すぎる形状ゆえにミキシンクロレートが急上昇しすぎ、搭乗者に致命的な危険を及ぼす。このため教皇センチネル以前は誰も素体利用に着手しなかった。
転用と「負の遺産」化
ゼミカ(MC0035年製)にはジャンクパーツ階級の若いケルバーで編成されたギガンテス部隊が搭乗した。絶大な戦果と引き換えに搭乗者の99%が死亡し、エグゼクト・リザレクト双方から恐れられた。ゼミカは後のシマオザ条約(MC0038)で兵器として禁止される。
本来は神(オシ)の依代として作られた神聖な存在を戦争の道具へと堕落させたため、ミキシングワールドはオシ教徒からの呪いを受けているとされる。これが「旧人類の負の遺産」と呼ばれる理由である。
一次資料:オシ教徒サトウ・アヤカの日誌
オシ教とOSKドールの関係を今に伝える一次資料が、オシ教徒サトウ・アヤカの日誌である。「頭部のほうが需要が高い」という考古学的推測の根拠となった。全文を以下に収録する(オシ教そのものの詳細はオシ教の項を参照)。
学校もバイトも、なんだかんだ忙しくて、でもね、〇〇くんのこと考えると全部ふっとんじゃうんだ。〇〇くんは私のスーパースター。だから、この人形を買ったの。そう、あの笑顔がいつも見たい!って、もう我慢できなくて。
最初はただの人形かなって思ってた。でも、ブリスターを開けた瞬間、なんだか「がんばれよ」って言われてる気がして。〇〇くんの笑顔を書き込んだら、すっごい嬉しくなって。励まされて、試験の時も、悩んでる時も、いつも一緒だったんだ。
でもさ、〇〇くんっていつも笑ってるわけじゃないじゃん。ステージでキラキラしてる時もあれば、真剣な表情で何かを伝えようとしてる時もある。それが私、どうしてももっと〇〇くんの色んな顔が見たくなって。だから、追加で頭部をいっぱい買っちゃった。お小遣い、ほとんどなくなっちゃったけど、後悔はしてないよ。
部屋の〇〇くんコーナーはもう、私の宝物。朝起きたら〇〇くんの笑顔で一日が始まって、寝る前も〇〇くんの優しい顔見てから眠るんだ。その日の気分やあったことによって、〇〇くんの表情を変えるのが日課になってる。試験前は一緒に真剣な顔で、終わったら安堵の笑顔でほっと一息つくんだ。
〇〇くんの人形って、ただの人形じゃないんだよ。私と〇〇くんの距離を縮めてくれる、すごい存在。〇〇くんのいろんな顔を見ることで、〇〇くんのこと、もっと深く知れる気がする。そしてね、自分のこともちょっとは受け入れられるようになったかな。〇〇くんと過ごす時間が、私にとって、一番の元気の源。これからも〇〇くんと、いろんな表情で、一緒にがんばっていこうって思うんだ。
── オシ教徒サトウ・アヤカの日誌
ギャラリー

頭部を欠いた状態のOSKドール

OSKドールをベースに再生構築されたケルバーダイン、ゼミカ
記録
- 公式記事:旧人類の負の遺産「OSKドール」とは?その種類と起源について(2024-04-10、サトウ・アヤカの日誌全文を掲載)
- バトルストーリー第13話(ゼミカとして転用された姿とギガンテス部隊が登場)
制作背景
旧人類(現代日本)の「推し活」文化で用いられたキャラクターのフィギュア(人形)が本項の由来である。「OSK」は Oshi katu(推し活) の略。複数の頭部を差し替えて表情を変えるフィギュアの特性が、オシ教の「神の多面性を複数の頭部で表現する」教義の由来となっている。
関連項目
- オシ教(OSKドールを偶像とする旧人類の宗教)
- サトウ・アヤカ(オシ教徒、一次資料の日誌の作者)
- ゼミカ(OSKドール素体から開発された自爆特攻機、MC0035)
- ギガセンチネル教(一部神殿で礼拝用利用)
- 教皇センチネル(ゼミカへの転用を命じた)
- ハンドレッド(産出元)
- ミキシンクロレート(人体接近形状による上昇問題)
- シマオザ条約(MC0038)(ゼミカが禁止された条約)
- リザレクト(大量発掘地)